完璧君とデート

そいやあ書くのを忘れていたが、クセ仲人and手元カタカタボーイのお見合いの後に完璧君とデートをした。この方もなかなか忙しいようで、最初に会ってから2週間以上の月日が経っていた。なんとなくこの方の相手は私じゃ無い気がしていたのだがせっかくの機会だしもう一度お会いしてみることにした。うん、やっぱり完璧だ。私服もなかなか素敵。車の話になり、何乗ってるの?ときいたらサラッとアルファロメオ、と返ってきた。オイオイなんかすげーな。完璧具合に拍車かかっちゃってる。当時私はプリンスからの流れでだいぶ疲れ果てていた。お相手の活動状況を探ったり話したりするのはご法度だが、ぽつりと「婚活って疲れますよね」と思わず本音が出てしまった。すると完璧君もやはりうん、そうだね。と本音が出た。彼はきっとモテる。お申込みも絶えないはずだ。会えなかった二週間の間にもきっと色々な女性とであったろう。でもモテるからといってうまく行くかはまた別である。なんとなくお互い慰め合う様な形になってきてしまった。それなりに楽しく会話をしてお会計をする。しまった!駐車券持って来んの忘れた!と完璧君。ここで私は悟った。本命の女の子の前ではこのちょっとケチとも取られかねない発言はしないはずだ。彼もまたなんとなく私じゃないな、と勘づいていたのだろう。別れ際、なんだかお互い頑張ろうな!みたいな空気が流れた。これじゃあまるで戦友のよう、、今思えばあんな人もいたなあ、といい思い出だが、その日何も収穫がなかった私はちょっとしょんぼりしながら家に帰った。