しれっと

二回目のデートの後、ベテラン姉さんにすぐ連絡をした。デートの詳細はおいておき、「やっぱりこの人だと思います。確信ありです。」とだけコメントを入れておいた。すると翌日、ベテラン姉さんから電話がかかってきた。ここで相談所のルールを少し説明する必要がある。毎回デートの後にはこのようにアドバイザーに連絡する。アプリ内でデートの詳細や感じたことなどをコメントで報告するのだ。仮交際中はお互い別の方とデートしても構わない。私は一日に2回掛け持ちなどしたが、頑張る子は3人掛け持ち、なんてこともあるらしい。3回目のデートを終えると、お互いの気持ちがどうかをアドバイザーさんに確認される。まだ決められないなと思えばそのままデートを重ねればいい。(ただし、三か月まで。)しかしお互いに気持ちがきまっていれば、仮交際でなく真剣交際というステージに進んでいくのである。真剣交際となるとお互い他の人との連絡をやめ、その人とだけ向き合うことができる。私たちはまだ二回目のデートだったので、次のデートでやまちゃんから真剣交際の申し出を受けるかなとワクワクしていたのだが、電話先のベテラン姉さんは、「確信あり、ということで笑(←ちょっと笑われた笑)向こうのアドバイザーにも確認しまして、よろしければ真剣交際に進まれますか?」と訊ねられた。あれ?3回目のデートで男性から申し込むのがなんとなくルールのはずじゃなかったか?と思いつつ、私はもうそのつもりでいたので、はい、と返事をした。そしてすぐ確認が取れたようで、お相手も真剣交際に進みたい、とのこと、、。えー!な、なんかしれっと進んだけど、、!?よ、よかったのかな、、?いや私はめっちゃ嬉しいけども、、。翌日、やまちゃんに電話をした。僕も、こんなパターンがあるとは思ってなかった、とのこと。でも、ぼくたちらしくて、いいじゃない笑 と笑ってくれた。選んでくれて光栄です、とも言ってくれた。お互い、相当数のお見合いをこなしてここまできた。その中でここまで進むことができた。やっぱり私は確信した。この人しか、いない!