プリンス髙木とデート

無事連絡先を交換したプリンスと初デートである。予約してくれたのは都会の駅ビルの高層階のすき焼き屋さんだ。こ、これはかなりお高いのでは、、とおもいつつ、かなり嬉しい。ディナーに出かけるのも、夜景が見える個室も、久方ぶりだ。こんなに幸せでいいのかとウキウキしながら待ち合わせ場所に向かう。ああ、今日も素敵だなあ、、。だいたい、カバンを持っていないのだ。私的にこれはすごくスマートに見える。私服もお上品なかんじで、やっぱりオシャレ感が垣間見える。エスコートされながらお店に向かう。きっと私の頭上には花が飛んでいたであろう、、。すきやきのコースは最高に美味しかった。ここは一つ私から、、まだ二回しか会っていないが髙木さんと出会えてとても嬉しかったこと。これからもデートしたいこと。を目を見て真っ直ぐに伝えた。するとプリンスも、「僕も同じ気持ちです」と、やはり真っ直ぐに返事をしてくれた。これはいい流れがきている。流れに乗ってこちらからLINEを聞き、交換した。楽しいデートもおわり、解散した後も、頭の中はお花畑である。そういえば父と同じ大学の出身だな、話が合いそう。母は小柄な男性が好きだっけ。きっと紹介したらみんなが喜んでくれる。もうそんなことまで考えていた。解散した後もすぐにありがとう、とLINEがきた。でもなんだか違和感がある。なんでだろう?出来過ぎなのだ。後日その違和感が的中してしまう。